RISC-V toolchain(開発環境を整える)

RISC-V量子拡張のバイトコードを LLVM バックエンドから出力できることを目指していますが, LLVM 単体のコンパイルには非常にリッチな計算リソースが必要になります.

量子拡張のバイトコードを検討するにはとても試行錯誤することが予想されます. そこで, LLVM を改造していくことは少し先送りして, riscv-gnu-toolchain を使って色々と試せるようにします.
RISC-Vの32ビット対応を拡張することを考えていますので, 次のように arch や abi を限定してビルド環境を整えます.

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$ git clone https://github.com/riscv/riscv-gnu-toolchain.git
$ cd riscv-gnu-toolchain
$ mkdir build
$ ../configure --prefix=/opt/riscv --with-arch=rv32gc --with-abi=ilp32d
$ make
$ sudo make install

LLVM Frontend は, OpenMP をお手本に #pragma による拡張を目指すため, toolchain ではうまく行かない想定ですが, バイトコードの検討はこの環境で試行錯誤していきます.